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今日は太陽も雲に隠れ、寒い日です。
いつも元気なあぺりらも、寒いのは苦手。
布団にもぐりこんで、うつらうつらしています。

「う〜、寒いにゃ…朝もいつまでも暗いし…
布団からでられないにゃ…
もう今日はずーっとお布団にくるまってようかにゃ…」










その時、コツコツ、と天窓を叩く音がしました。
森の中で朝一番に目覚める小鳥たちです。


「あぺりらちゃん。まだ寝てたの?」
「猫はよく寝るけど今日はますますお寝坊さんね」


「だって暗くて寒いんだもの、寝るしかないにゃ」


「そりゃね、今日が一番暗くて寒いものね!」
「そう、だって今日は冬至よ」
「冬至の夜は森でお祭り」
「キャンドルを灯して、一年のなかで一番暗い日が無事に終わるのを願うの」
「そして明日からまた少しずつ明るくなるのをお祝いするのよ!」


小鳥たちは口々におしゃべりします。

「そっか、今日は冬至のお祭りかにゃ。教えてくれてありがとにゃ」









冬至のお祭りでは、森の動物たちがみんな集まって
キャンドルを灯します。

「あたちもキャンドルを持ってお祭りに持っていかなきゃにゃ。
空き瓶を使ってかわいいキャンドルを作るにゃ」


ジャムの瓶、ピクルスの瓶、ヨーグルトの瓶、
とっておいた空き瓶で、あぺりらはキャンドルを作ることにしました。










ロウをお鍋に入れて溶かし、
芯になる糸をたらした空き瓶にそっと流し込んでいきます。


冷まして固まったら、リボンや松ぼっくり、赤い実などで飾りつけをします。










夕方、少し日がかげりだした頃に、
出来上がったキャンドルを持って森へ出かけました。
森にはすでにたくさんの動物たちが集っています。


「あ、うさぎさん!」

「あぺりらちゃん!猫は寒いのが苦手だから今日は会えないかと思ってたわ」

「寒いのは嫌だけど、お祭りだからにゃ。ちゃんと来たにゃ」

「そういえばくまさんもリスさんもいないわ」

「もう冬眠に入っちゃったかにゃぁ」


おしゃべりをしながら、森の木の枝に、作ったキャンドルをかけていきます。








いよいよ日が沈み、暗くあたりが暗くなる頃、キャンドルに火をつけます。

するとどうでしょう。
ひとつひとつのキャンドルの火はとても小さいのに、
たくさんのキャンドルが灯った森の中はぱっと明るくなりました。

オレンジ色の灯火で照らされて、積もった雪がキラキラと輝きます。










「すごーい」
「きれい…」
「キラキラしてるにゃ」

キャンドルが灯った森を、みんな笑顔で見つめています。


ゆらゆら揺れるキャンドルを見ていると、
なぜだか暖かくて感じて、春がすこし近づいた気がするあぺりらでした。




ep.6につづく





























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