「さあ、クリスマスパーティをするなら、準備をしなきゃ。
ジンジャーニャンクッキーを作ろうかにゃ」

キッチンに立つあぺりら、クリスマスパーティで皆に振舞う
クッキーを作ろうと、気合たっぷりです。









その時、コツコツと窓を叩く音がしました。

「あぺりらちゃーん!きたよー!」
「あれー!?みんなどうしたにゃ!?」











訪ねてきたのはあぺりらのお友達でした。
猫仲間で、みんなとっても仲良しです。

「クリスマスパーティするって聞いたから、色々準備があると思って手伝いにきたにゃん」

「ありがと、助かるにゃ。
ちょうどこれからクッキーを焼くつもりだったにゃ。
てつだってくれる?」

「もちろん!」









「小麦粉はどのくらい?」
「えーっと、200gにゃ」
「ちょっとー、バター食べないで!」
「ナイフについたの舐めてるだけにゃん」

みんなでおしゃべりしながらのお菓子作りは、
ひとりで作るより楽しいものです。









できあがった生地をうすく伸ばしたら、いよいよ型抜き。
猫の形の"ジンジャーニャン"を作りたいのですが…。

「ジンジャーニャンの型はひとつしかないにゃ…」

「ナイフで切り出すといいにゃん」

「そうにゃ、こっちにもナイフちょーだい」










型抜きをしたら、いよいよオーブンで焼きます。
おいしく、きれいに焼けるように、みんなドキドキして待ちます。
そして15分後、オーブンを開けると…

「やったー!焼けたにゃ」
「いいにおい!」
「おいしそ〜」










きれいに焼けたクッキーですが、まだ完成ではありません。
砂糖を水で練ったアイシングを使って、デコレーションをしていきます。

「あたちは縞模様にしようっと」

「じゃあ私はワンピース着せちゃうにゃ」

「あ、それかわいい〜」

「にゃー!失敗したにゃん!」

みんなで楽しくおしゃべりをしながら、たまにつまみ食いをしつつ、
思い思いのデコレーションをしていきます。
みんなで協力するとたくさんのクッキーもあっという間に完成しました。






「今日はありがとうにゃ」

「ううん、楽しかったにゃー」

「パーティー楽しみにしてるにゃん」

「それじゃあまたにゃー」


こうして、皆のおかげでジンジャーニャンクッキーができあがったのでした。
パーティの日がますます楽しみになったあぺりらでした。



ep.5につづく






























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